インクペディア ブラザーの液晶画面に現れる「?」マークの意味とは? 比較的最近のブラザー製インクジェットプリンタで、互換インクを使用した時に出現する「?」マークについてのお話です。 目次1 インクの残量表示画面の「?」マーク1.1 では、この「?」マークの意味とは?2 ブラザーの「2018年9月問題」とは3 大人気の「 LC3111 」モデル インクの残量表示画面の「?」マーク まずは、互換インクをセットした時の液晶画面表示をご覧ください。 ちょっと大きめの「?」マークが出現しました!「ええ~?」ってなりますよね。 でもご安心ください。 故障ではありません。ちゃんと使えます。いわゆる「不認識(ICチップの不具合)」だとプリンタは動きませんが、普通に印刷ができます。 しばらく使っていくと、こんな表示になってきます。 インクの残量はしっかりと認識されています。つまり、ICチップに何らかの問題があるわけではありません。 では、この「?」マークの意味とは? 恐らく、「ブラザーの純正インクではないですよ~。ブラザーは存じ上げないメーカーさんのインクをご使用なのではないですかぁ?」という意味の「?」です。 エプソンが「純正インクではないですが、このまま使いますか?」という、エラーのような画面表示を行うのと同じ意味合いですね。 専門的なことを申し上げると長くなりますが、「メーカー純正の消耗品しか使えない」というプリンタを作ってしまうと、そのメーカーは独占禁止法に抵触する可能性があるとかないとか。 とはいえ、プリンタのメーカーとしては、純正インクを使ってもらいたい。 その結果、互換インクを使用すると、消費者をちょっとだけ不安にさせるような表示が出てくるようになっている、というカラクリです。 最初はちょっとびっくりしますが、純正インクと同じ量のインクが使えるようになっておりますので、どうぞご安心ください。 ブラザーの「2018年9月問題」とは 上記の「?」表示とは関係ありませんが、実は昨年9月、ブラザーのインクジェットプリンタと「互換インク」の間に、ちょっとした相性問題が発生しました。 モデルの新旧を問わず、「2018年9月以降に生産されたブラザーのインクジェットプリンタに、互換インクが認識されないことがある」という事例があることが分かったのです。 当社のLC3111互換インクも、製造元のラボのスタッフによって、この問題が発生する可能性があることが確認されました。 幸い、お客様からの「使えない」というご連絡はごく稀で、大きな問題にならないうちに「改良型ICチップ」を搭載した互換インクが入荷して参りました。 いつものことですが、製造元の工場とは非常に緊密に連絡を取っていますので、最初にロールアウトした「改良版」はかなり早い段階で空輸で入荷し、その後もコンテナで続々と入荷しております。 現在、「インクのチップス」で販売している「LC3111 互換インク」は、「2018年9月ファームアップデート」に対応したものとなっています。 一部在庫が残っているものにつきましては、お値打ち価格で一部モールで販売しております。昨年9月以前にプリンタをご購入された方には大変お買い得ですので、ぜひご検討ください。 ちなみに、いわゆる「激安」をうたっている互換インクのショップさんの中には、この問題に対応していないインクをまだ継続して販売しているケースもあるようです。 自慢ですが(笑)、当社は毎月何本ものコンテナが入荷して来ます。つまり、在庫の回転が速いのです。たくさんのお客様にご愛顧いただいているおかげです。 一方、「激安」のショップさんはコンテナが1回入ると、取り扱っているモデルも少ないので何か月分もの在庫を抱えることになります。 そのため、こういった「アップデート」の問題があると、すぐには対応できず、旧モデルを販売し続けるということも多いのです。 互換インクのショップ選びの際は、ぜひ「売れているショップ」をお選びください。 大人気の「 LC3111 」モデル 2017年10月デビューのインクジェットプリンタ、「 DCP-J973N-W 」「 DCP-J973N-B 」「 DCP-J572N 」「 MFC-J893N 」に採用され、2019年3月発売予定のモデルにも使用されるインク、LC3111。 2大メーカーの「エプソン」「キヤノン」が揃って「6色」をメインモデルに採用する中で、ブラザーは先代の「LC211」、先々代の「LC111」に続いて「やっぱり画質が悪いような気がする」と言われ続けながら、4色モデルを貫いています。 実はブラザーのプリンタ(もしくはFAX機)はスモールオフィスや商店に絶大な支持があり、例えば飲食店のバックヤードの「ブラザー複合機率」は異常なほどの高確率です。 マシンの本体価格が安いことも理由の一つですが、インクが4色で、消耗品の在庫管理コストが安いということも大きな理由の一つです。 「4色」を貫くのは、こういったエンドユーザーのニーズが背景にあるのだと思われます。 このブラザーのインクジェット複合機、基本性能は凡庸ながら大変な人気があり、現行の「LC3111」を使用するモデルは、カラーバリエーションも含めると以下12機種にも上ります。 モデル 発売時期 プリンタ コピー スキャン FAX 電話機 紙送り DCP-J572N 2017年10月 ○ ○ ○ DCP-J973N-W 2017年10月 ○ ○ ○ ○ DCP-J973N-B 2017年10月 ○ ○ ○ ○ MFC-J893N 2017年10月 ○ ○ ○ ○ DCP-J577N 2018年9月 ○ ○ ○ DCP-J978N-W 2018年9月 ○ ○ ○ ○ DCP-J978N-B 2018年9月 ○ ○ ○ ○ MFC-J898N 2018年9月 ○ ○ ○ ○ MFC-J738DN 2019年3月 ○ ○ ○ ○ ○ MFC-J738DWN 2019年3月 ○ ○ ○ ○ ○ MFC-J998DN 2019年3月 ○ ○ ○ ○ ○ ○ MFC-J998DWN 2019年3月 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 「インクのチップス」で販売している LC3111 互換インクは、上記全ての機種に対応しておりますので、安心してご利用ください。 今後もインクのチップスをよろしくお願いいたします。 (H) 【重合トナーパウダー使用!】リコー用 再生トナーカートリッジ C220 インクのチップスから満を持して発売します! 平成から「令和」へ!便利な『元号自動変換インク』発売決定!