業界人が語る!トナーの品質管理について - インクのチップス本店

リサイクルトナーや互換トナー等、純正品以外のトナーをはじめて使用する際、ちゃんと使えるのか?プリンターが壊れたりしないか?不安になる方も多いと思います。
また、実際にリサイクルトナーや互換トナーを使用して、不具合が発生した…という経験がある方もいるかもしれません。
実のところ、業界人としてはたいへん残念な話ですが、そのような粗悪品を販売している同業者が存在しているのも事実なのです。

一方で当社「インクのチップス」では、高品質な商品をお届け出来る万全の体制を整えています。
本日は、品質不良・不具合が発生する原因とインクのチップスで日々行っている品質不良を可能な限り防止する対策 について詳しくご紹介したいと思います。
本当は社外秘としたいところではありますが…インクのチップスと他のショップとの圧倒的な違いを皆さまにお伝えしたく!!初公開しちゃいます。

ぜひ最後までご覧ください。

インクのチップスと他の通販業者の違い

インクのチップスが他の通販業者・事務機器販売店と全く違うところは、メーカーが作った純正品やリサイクル品(再生品)・互換品を代理店としてただ販売しているのではないからです。

すいません。言いすぎました(笑) 純正品はただの販売店です。

リサイクルトナー(再生トナー)や互換トナーはインクのチップスが国内・海外のリサイクルトナー(再生トナー)製造工場や互換トナー製造工場と商品についてとことん掘り下げて話し合い、意見交換をして商品開発を行います。
実際に日々行っていることではありますが、ここまではどこの通販販売サイトにも同じことが書いてあったりしますね(笑)

では、インクのチップスとほかのショップではどこが圧倒的に違うのか??
実際の活動内容をご紹介したいと思います。

プリンター購入・管理

インクのチップスでは、ありとあらゆるプリンター(実機)を購入し、管理しています。実機がなければ絶対に評価はできません。プリンターを購入して商品評価をします。
当然のことではありますが、プリンターは場所を取るし、種類もとても多い…実際にここまでの種類のプリンターを購入、管理している業者は決して多くないです。
(プリンターの購入や商品評価さえせずに、ただ販売しているだけの業者も多いのが現実です。)

業界人が語る!トナーの品質管理について

業界人が語る!トナーの品質管理について

プリンター実機検査

とくに海外からの完成品(リサイクルトナー・互換トナーの完成品)に関しては、事務所に届き次第、プリンターに装着して印刷テストを実施し、評価を行います。
なぜならば、どのように力を入れて開発したモデルであっても、海外に製造を委託する限り、ごく稀にですが、発生する品質不良をゼロにすることが出来ないからです。

業界人が語る!トナーの品質管理について

業界人が語る!トナーの品質管理について

この時点の印刷は「日本国内」では通用しない場合も多いです。
海外では多少の画像汚れ(とくに印刷にうっすらと全体的に汚れがのるカブリという現象)は「合格」となる場合もあります。もちろん日本ではNGとなります。

では、実際にどのような不具合が発生することがあるのか、詳しくご説明します。

定着や残像の不具合

業界人が語る!トナーの品質管理について

赤〇 の箇所にうっすらと汚れがあります。これは定着ローラーの周期で残像の現象が発生しています。青〇 は指でこすると文字が取れてしまいました。
用紙にトナーがきっちりと定着していないことを意味します。
プリンターを長く使うと定着器が経年劣化し、同じような現象が良品でも発生するのですが新しいプリンターで現象がでているためトナーパウダーとプリンターの定着温度が適合していないと解釈できます。

印刷カブリの現象

業界人が語る!トナーの品質管理について

画像全体がうっすらと黒く全体的に汚れています。
こちらもトナーパウダーとプリンターがマッチしていないことで発生したり、トナーカートリッジ内のトナーパウダーを補給するローラーに不具合がある場合に発生します。

帯電不良の現象

業界人が語る!トナーの品質管理について

上の図はPCR(帯電ローラー※)の不具合によって発生します。
環境上の違いでたとえば製造先が高温多湿地域で使用先が寒冷低湿地域で現象が現れます。
日本でも冬場の方が不具合率は実は夏場に比べて増えます。この理由も大きいところです。
※帯電ローラーとは感光体(ドラム)を帯電させる装置

画像の色抜け・色飛びの現象

業界人が語る!トナーの品質管理について

感光体(ドラム)と現像ローラー※の距離(間隔)があいているときに発生する現象です。
何枚かテスト印刷をしていると発生することがあり、これは現場のテスト(出荷時印刷テスト)では綺麗な画像かどうか確認して出荷しているのですが、こちらの耐久テストでバランスをとっているバネに過剰な負荷がかかりそれが崩れて発生したりします。
※現像ローラー トナーパウダーをタンクから送り出す装置

Dブレード変形・劣化による汚れ

業界人が語る!トナーの品質管理について

こちらも耐久テストを行うと発生する現象の一つです。トナーパウダーの乗り層を整える
「Dブレード」というパーツが変形しているため、乗り層が安定せずに大量にトナーパウダーが送り込まれています。

問題箇所の検出と指摘

これらの不具合に対してはそれに対応すべく知見が必要です。現象が発生している商品は、ばらして問題点を追及します。

業界人が語る!トナーの品質管理について

トナーカートリッジの解体の様子

業界人が語る!トナーの品質管理について

問題箇所の検出と指摘

インクのチップスは、リサイクルトナー(再生トナー)や互換トナーが扱われている市場(業界ではアフターマーケットと呼ばれたりもします。「純正品の後」という意味らしいです。)に深く精通しており、各種トナーカートリッジ製造工場へ「○○のパウダーはやめて△△のトナーパウダー」で「□□の部材を??に変更してほしい」など指示を出しています。

これはインクのチップスの技術者がトナーカートリッジを解体して、「明確にこの部材のこのパーツが悪い。」など問題箇所の検出ができるためです。
ただの通販業者では絶対に真似することができません。

この様に技術者から工場側に部材変更指示や現場のワーカーさんへ「この部分の作業は特に注意してほしい」など詳細な指示を出し、工場側と密接に関わりながらより良い品質の担保へとつなげていきます。

そのほかにも画像濃度の適性は、濃度測定器を使って調査を実施し、延べ印刷枚数は純正基準と大差がないか? 廃トナー量なども調べて商品は正常に作動しているか?
あらゆる観点から商品販売後に不具合につながる元を遮断していきます。
アフターマーケットで手に入れることができる部材を最大限活用して各々の部材会社の特性を理解しつつ、それらの特性をトータルで組み合わせて1つのトナーカートリッジを製品化していきます。

業界人が語る!トナーの品質管理について

濃度調査

まとめ

当社の秘密の部分を公開しました。実のところ単純に「品質絶対保証!」と言うほうが簡単で、自分たちに有利かも知れません。しかしあえて、ごく稀にですが、発生する不良現象も詳しくお伝えいたしました。
すべての商品不具合を100%取り去ることは厳しい道のりですが、新商品販売前の製造段階で予期できる不安材料をなくし、自信をもって商品をお客様にお届けできればと願って技術開発に努めてまいります。

印刷コスト削減には、ぜひインクのチップスのリサイクルトナー・互換トナーをご検討ください。
インクのチップスでは、プリンターに関してどこよりも分かりやすい情報と、リーズナブルなプリンター消耗品で少しでもお役に立てればと思っております。 今後もインクのチップスをよろしくお願いいたします。



インクのチップス は、互換インクカートリッジ・互換トナーカートリッジの専門店です。純正品に比べ最大90%OFFでご提供しております。17:30までのご注文で当日配送。印刷コストの削減に是非ご活用ください。

お役立ち情報トナープリンター
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