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【2021年秋冬】新型エコタンク!EPSON カラリオ EW-M634T 購入レポート
みなさん、こんにちは。インクペディア編集部です。
今年もこの時期近づいてきました。仁義なきプリンター商戦。各社が夏から秋にかけて新型プリンターをリリースし、年賀状を印刷したい人々で家電量販店のプリンター売り場が沸き返るこの時期。昨年に続き、コロナ禍のため、あまりリアル店舗はにぎわってはいませんでしたが…そんな中、先日発売したエプソン インクジェットプリンター EW-M634T を買ってまいりました!
EPSON エコタンク式インクジェットプリンター カラリオ EW-M634T
今年のエプソンの主力型番になりうるプリンターです。早速見ていきましょう。
2021年のエプソンのプリンター事情
毎年、新型プリンターをこの時期に発売するエプソンですが、今年はすこし特徴があります。
これまでは、インクカートリッジ式のプリンターと、インクボトル式(エコタンク)プリンターを発表してきたエプソンですが、今年は現状インクボトル式プリンター3種4モデルの発表のみです。もしやエプソンはもうインクカートリッジ式プリンターは発売しないの?という声もあったりなかったりしますが、部材の高騰や生産体制の確保などが問題で研究開発・製品化が遅れているだけかもしれません。少なくとも、今年はエコタンク3種4モデルで年末商戦を戦っていくようです。
エコタンク EW-M634Tについて
さて、それでは早速開封していきますね。
エコタンクの機種は、業務需要も多いためか段ボールはカラー印刷されていないシンプルなもの。
付属品は、マニュアル(CD込み)とケーブルと、インクボトル が各色1本ずつ 計4本。
ボディの見た目としては、エコタンク搭載ということもありちょっとずんぐり系。2018年モデルのEW-M630TWと瓜二つ。何か変化が欲しいところですが見た目違いがないですね…。
EW-M634T にチップスの互換インクは使える?
新しいプリンターが発売されるとインクも新しい型番が発表されて、当社のような互換インクメーカーは急いで開発をするっていうのが通例なのですが、今年のエプソンプリンターはいずれもインク型番もすでに発売済みの型番を採用しております。
本機種 EW-M634Tで言えば、YAD / HAR (ヤドカリ / ハリネズミ)です。YAD(ヤドカリ)がブラック。HAR(ハリネズミ)がシアン・マゼンタ・イエローのカラー3色です。
これらのインク型番はチップスでも互換インクの製品化が完了しておりまして、すでに販売しております。
今回は、(プリンターメーカー様には怒られそうですが、)せっかくなので実験としてセットアップ用の純正インクを入れずに、チップスの互換インクを最初から入れて使ってみます!
なお、メーカーでは純正インクの使用を推奨しており、互換品を使用することでメーカー保証が受けられなくなることがありますので互換品を使用する際はメーカーページをご確認ください。
早速セットアップを始めていきますが、エプソンはプリンターの液晶に表示されたQRコードをスマホで読み取るとスマホとプリンターの接続が始まります。接続ができたらスマホのアプリで表示される指示に従って設定をしていきます。セットアップ手順はLINEのトーク画面のようで見やすいです。
まずはEW-M634Tの前方についているインク注入口を開けます。
次に、チップスのYAD互換インクボトルの内蓋をインクが飛び散ったりしないよう慎重に開け…。
インク注入口へ!しっかりはまりましたね。
ボトルの目盛りを見るとちゃんと充填されていますね。インクボトルは容量がいっぱいになったら勝手に止まるので安心です。
上記の流れで全色インクを入れていきます。はじめはインクが漏れたりしないか怖いですが、一色終われば慣れたもの。
すべてのインクを入れ終わったところでプリンター画面には「初期充填が終了しました。続けて、印刷調整をしてください。」と表示されました。
つづけて印刷調整をしてきます。ズレや色ムラ等なく印刷するための調整ですね。紙をセットし実施していきます。はたして、チップスの互換インクはEW-M634Tで使えるのでしょうか…?
印刷結果がこちら。左は1枚目、右は2枚目です。各色の印刷が欠けやズレなどでていなければ問題ないのですが、どうでしょうか…。少し見づらいのですが、左の1枚目ではBKの下半分の一部に欠けた部分が生じていますが、再度調整の上試した2枚目ではきれいに揃っていますね!
印刷調整が終わったので、スマホのアプリから写真印刷をしてみました。写真用の光沢紙ではなく、普通のコピー用紙に印刷したこともあり、少し色味が白っぽくなっている感じはしますが、印刷自体はムラやスジなども入らず問題なさそうですね。
まとめ
2021年のエプソン主力モデル EW-M634T にチップスの互換インクを使って印刷してみました。問題ありませんでしたね。今回は検証ということもあり、同梱のセットアップインクを使わずに互換インクを使用しました。ただ、はじめは純正インクでセットアップすることをおすすめします。同梱の純正インクが使い終わったら、互換インクを使っていただくとランニングコストを抑えて大量印刷ができる、という究極のコスパ運用ができてしまう(?)ので是非ご検討ください。
なお、再度にはなりますが、プリンターメーカーでは純正インクの使用を推奨しており、互換品を使用することでプリンターメーカー保証が受けられなくなることがありますので、何卒ご理解の上、互換品をご利用くださいませ。