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ブラザー、FAX付き複合機2017年モデルを発売!
ブラザーは、なかなか粋なプリンタのメーカーだと思います。
ご存知の通り、キヤノン・エプソンというインクジェットプリンタの2大メーカーは、とにかく「年賀状」という国民の一大イベントにターゲットを絞って、年末向けに新商品を発売いたします。
一方、ブラザーのFAX付き複合機は、わざわざ年末を外し、1月に新型を発売いたします。
ちなみに昨シーズンは、年末にプレスリリース、年明けに発売だったのですが、今シーズンはプレスリリースも年明けでした。
「ブラザーのFAX付きインクジェットが狙う市場は、家庭のリビングではない」ということを、発売時期を微妙にずらすという方法で、業界人にとっても非常に分かりやすくアピールしています。
すでに発売されている新型プリンタのスペックを、ざっと見てみましょう。
こちらでは4機種の型番のみ表記していますが、末尾が「DWN」になっている、電話子機が2台付いているものも同時発売になっています。
簡単に言うと、左の2機種はコピー機のように「自動紙送り装置」が付いていて、自動両面プリントもできちゃいます。
一番右のスタンダードモデルを、昨年発売されたスタンダードモデルと比較してみましょう。
・・・そうですね。基本性能は変わっていないということで。
細かいところでは、スマホとの連携が強化されているようですが、目を見張るような進化はない模様です。
だからと言って良くないかというと、そんなことはございません。
プレスリリースには「ぐるなび加盟飲食店利用シェア3年連続No.1」と誇らしげに掲げられていますが、飲食店に限らず、いわゆる「お店」の備品としては非常に重宝されるのがブラザーのプリンタです。
比較的小規模な小売店や飲食店だと、「カシオのレジ」と「ブラザーのFAX複合機」という組み合わせを良く見るような気がします。
何でもパソコンで済む時代になったとはいえ、「たまにはFAXも必要」というのが実情です。
電話・FAX・プリンタ・スキャナが一台に収まっていて、レジカウンターの中でかさ張らないマシンという位置づけでは、ブラザーのプリンタがほとんど唯一の選択肢です。
ブラザーさんもそのへんは心得ていらっしゃるようで、狭いレジカウンターの中でもインクや用紙の補充に不便がないように、全て前面から操作できるようになっています。
インクの種類も、キヤノン・エプソンが「6色モデル」をメインにしているのに対し、ブラザーは最新モデルも4色です。
写真の細かい描写は、もしかしたら「6色モデル」に劣るかもしれませんが、肉眼ではほとんど分かりませんし、何より「備品」として考えるのであれば、常に「6色」をストックしておくより「4色」の在庫だけ管理すればよいのですから、管理コストは2/3になります。
何より!
使用するインクが、昨年モデルと同じ「LC211」シリーズであるということはとってもGood。
昨年プリンタを買った会社が、もう一台買い増ししても、同じインクが共用できるというわけです。すばらしい。
ところで、当店で販売している「LC211互換インクカートリッジ」が、今回発売された
MFC-J997DN/DWN
MFC-J907DN/DWN
MFC-J837DN/DWN
MFC-J737DN/DWN
にも対応しているかどうかは、ただいま専門家が検証中です。
あと、よくあるお問い合わせなのですが、もしお手元に「LC211互換インクカートリッジ」をお持ちの場合でも、プリンタを購入して最初に使用する際にはプリンタに付属しているインクカートリッジを必ずご使用ください。いきなり互換インクカートリッジを使用するとプリンタ本体に認識されない場合がございます。
ほかにも、互換インクカートリッジの使用方法につきましてご不明な点がございましたら、メール、お電話、チャットなどでお問い合わせください。
最近は海外にサポートセンターを設置する会社も増えていますが、当店のサポートスタッフは全員日本人でございます。丁寧にご案内いたしますのでどうぞお気軽に。