インクペディア コンパクトなプリンタ作りが得意なエプソン!その技が冴えるEP-879Aを検証! 待ってました!エプソンの2016年モデルが発売されました! インクのチップスでは、一番の売れ筋モデルになると思われる「EP-879A」を購入してみました。 お店のお兄さんが「この最新モデルはすごく小さくなってますよ~」と言いながら梱包してくれました。 確かに小さいです。が、本体の重さは6.7kg。 浮かれて徒歩で買いに行ったのですが、やはり、車で買いに行くか、ご配送がおすすめです。 あー、腰が痛い。 プリンタ本体の印象ですが、「小さい」ということに加え、全体がつや消しの上品な仕上げになっているのが好印象です。 どこに置いても溶け込む感じですし、さわっても指紋が残らないのがgoodです。 背面も同じ仕上げで、「いかにも裏側」という感じがありません。 では、インクをセットしてみましょう。 こちらがスターターインクです。インクの型番は「クマノミ(KUI)」。 染料6色の独立インクカートリッジです。 インクも小さいです。厚みと高さがありますので、コロンとした印象ですが、とにかく小さい。 10円玉と比較してもこの通り。 そして、インクをセットしようとすると、見慣れない光景が。 インクをセットする方向が「ヨコ向き」なんですよね。 プレスリリースで知ってはいましたけど、まじまじと見てしまいました。 インクをセットするときも何となく慎重になったりしまして。 当たり前ですが普通にテスト印刷まで完了しました。 さて、このプリンタにはもうひとつ、非常に興味深いパーツがございます。 「メンテナンスボックス」です。 裏側はこんな感じです。 簡単に言うと、廃インクを貯めるタンクです。 裏面の丸い穴から、廃インクが入る構造となっているようです。 ICチップもついているので、ここで交換時期などを管理しているのでしょう。 ちなみに、向かって右端にセットされていて、前面から取り出せます。 電源のON/OFFの際、あるいは「ヘッドクリーニング」を行った際、プリントヘッドをお掃除するために排出されたインクがたどり着くところですが、通常、ここが満タンになってしまうとメーカー修理が必要です。 この「EP-879A」は、メンテナンスボックスを交換できるようにしたことで、廃インクが満タンになってしまってもメーカー修理は不要ということになったわけです。 もっとも、このメンテナンスボックスは結構小さいので、頻繁に交換が必要になるかもしれませんが・・・。 計測したところ、使用前の重さは42.4グラム、初期設定後は59.0グラムでしたので、さっそく大活躍している模様です。 せっかくですから、もうひとつ、マニアなお話にお付き合いください。 プリンタ本体の「大きさ」の話です。 つい先日発売されたキヤノンのプリンタ<TS9030>と、大きさを比較してみましょう。 左の赤いほうがキヤノンTS9030、右の白いほうがエプソンEP-879Aです。 色のせいか、右のEP-879Aの方がボリューミーに見えますが・・・。 向きを変えてみましょうか。 向かい合わせに置いた状態です。 エプソンEP-879Aの方が、横幅が小さいということがお分かりいただけるかと思います。 では、奥行きは?キヤノンの方がコンパクトに見えますが・・・。 お分かりいただけるでしょうか。 キヤノンTS9030は、A4用紙をセットするために、給紙トレーが前面に飛び出しています。 エプソンEP-879Aは、A4用紙をセットしても、給紙トレーは飛び出しません。 このため、A4用紙をセットした状態では、奥行きもエプソンEP-879Aの方が小さくなるのです。 「ウチは写真しか印刷しないよ」という場合はキヤノンの方が奥行きは小さくなりますが、一年中A4用紙を入れっぱなしにするものぐさな私にとっては、今回の「コンパクト化」競争はエプソンに軍配を上げたいと思います。 なかなか隙のないエプソンEP-879Aですが、インクカートリッジはまだ互換品がございません。 インクの形もまるっきり新型ですので、「クマノミ(KUI)用互換インク」がご案内できるのは少し先かもしれません。 情報が入り次第、互換インクのご案内をしたいと思います。 インクのチップスに、今後もご期待ください! キヤノン インクジェットプリンタ2016年モデル発売!その進化をどう読むか? 年賀状を出して、正月休みを堪能しませんか?