インクペディア キヤノンから大容量のギガタンク搭載モデル3機種発表! 2019年5月28日のプレスリリースで、キヤノンから6月6日に新プリンターが発売されることが発表されました。 目次1 キヤノンの「ギガタンク」とは?2 ビジネスインクジェットプリンター、G6030、G5030、GM20302.1 GM2030の変わった機能3 インクボトル「GI-30」の互換品について キヤノンの「ギガタンク」とは? エプソンが「エコタンク」を発売したのは2016年ですが、実は2010年頃から、大容量のタンクを搭載したインクボトル式プリンターは日本以外では発売されていました。 さらに遡ると、東南アジアなどでは、インクカートリッジのプリンターを改造して、タンクを外付けした「連続供給システム」というものが出回っていて、それがエコタンクのモトになったとも言われています。 インクボトル式のプリンターと言えばエコタンクのシェアが大きいですが、実はキヤノンも対抗馬を販売しており、しかも本体価格が結構安かったりしますのでひそかに人気があるようです。 このキヤノン製のインクボトル式プリンターが「ギガタンク」シリーズです。 ビジネスインクジェットプリンター、G6030、G5030、GM2030 今回発表されたプリンターは3種類、G6030、G5030、GM2030 です。 G6030は4色モデルで、いわゆる「複合機」です。印刷のほかに、コピーやスキャンができる機種です。 G5030も4色モデルですが、単機能モデル、つまりコピーやスキャンができない、印刷専用機です。 GM2030はモノクロの単機能モデルです。後述しますが、ちょっと変わった機能があって、「その気になれば」カラー印刷もできるという変種ですが、基本はモノクロの印刷専用機だと思っていいでしょう。 いずれも本体を購入するとインクボトルが付属してきます。 カラー機は、ブラック2本とカラー3色が各1本ずつ付属。モノクロ機は、ブラック2本が付属。 ボトル1本で数千枚の印刷ができるプリンターですので、購入してしばらくはインクの心配をしなくて済みそうです。 GM2030の変わった機能 先ほど、GM2030は「モノクロ機」とご紹介しましたが、実は、別売りのインクカートリッジ「BC-341」をセットすると、カラー印刷もできてしまうそうです。 BC-341とは、「プリントヘッド一体型」のインクカートリッジで、ひとつのカートリッジにシアン・マゼンタ・イエローの3色のインクがセットされています。 従来はブラックの「BC-340」とセットで、エントリーモデルに使用されていました。 「プリントヘッド一体型」のインクを使うプリンター(例えばピクサスTS5130S)は、本体サイズが小さく、また本体価格が安い代わりに、一枚当たりの印刷コストがびっくりするくらい高い、というのが特徴です。 例えば、TS5130Sは、キヤノンのホームページによるとL版の写真1枚印刷するのに約19.5円だそうです。かなりお気に入りの写真でないと印刷する気にならないですよね。 こういった高コストプリンターの対局に位置するのがエプソンの「エコタンク」やキヤノンの「ギガタンク」なのですが、この「ギガタンク」のモノクロ機に、「プリントヘッド一体型」のカラーインクをセットするというのは、「そう来たか」という驚きがあります。 例えが適切かどうか分かりませんが、カロリーオフのこんにゃくラーメンに、背脂をたっぷり追加してしまうようなもので、コストカットしたいのか何なのか分かりません。 おそらく、「基本は白黒印刷、かつ、ボトルインクでコストカットしたいが、どうしても、という時にカラーも印刷できる」という緊急避難的なシステムなのだと思います。 使い勝手はどんなものなのか、さらに、当店で販売している大容量サイズの再生インクカートリッジが使えるのかどうか、気になります。 インクボトル「GI-30」の互換品について キヤノンのインクボトルは、従来、「GI-390」シリーズのみでした。 今回発表された3機種に対応するインクボトルは「GI-30」シリーズですから、キヤノンとしては2種類目のインクボトルシリーズです。互換インクにつきましてはなるべく早く準備したいと思っております。 今後もインクのチップスをよろしくお願いいたします! インクのチップスは、互換インクカートリッジ・互換トナーカートリッジの専門店です。純正品に比べ最大90%OFFでご提供しております。平日15時までのご注文で当日配送。印刷コストの削減に是非ご活用ください。 インク・トナーを探す 印刷物がにじんでしまったときに確認したいポイント ヒューレット・パッカード(HP)よりインクジェットプリンター4機種が発表!気になるスペックは?