インクペディア
お正月料理がおいしそうに見える色の効果と、食欲を減退させるのための方法
この年末の忙しさを乗り切ったら、もうすぐお正月ですね。皆さん、おせち料理やお餅などのご準備を進めている方もたくさんいらっしゃると思います。こういったお正月料理は彩とりどりで見ていておいしそうでワクワクしますよね。

さて、この2つのみかんどちらがおいしそうでしょうか?ほとんどの方が濃い色のみかんを選びました。知識と経験で「濃い色のみかんは甘い!」ということを判断しているからと言われています。
実は食べ物をおいしい?そうでないか?を判断するのは五感すべて(味覚、嗅覚、触角、視覚、聴覚)で判断しているそうなのですが、その中でも視覚情報は87%を占めているというのです。
私たちの食べ物と色には切り離せない関係があります。食事の際、感覚の中で一番よく働いているのは、 味覚(味)でも嗅覚(香り)でもなく、視覚ということなのです。
そのため、外観がパッケージで覆われている牛乳やチーズに「濃厚」という「文字」が視覚から入った情報を駆り立てて想像し、なじみやすく、手に取ってもらいやすいと言われています。
厚切りジェイソンさんは芸名に「厚切り」とついているのは日本人が好きなフレーズでなじみやすく、受け入れてくれやすいからとテレビで言っていたような気がします。「厚切り」というのも視覚変換しやすいイメージということになるかもしれません。
おいしく見える「捕色」の効果
また、お互いの色を引き立たせて、両方がおいしそうに見える「補色」という効果もあります。この効果は抜群でさらに食欲が増すと言われます。緑と赤は両方の色を引き立たせる働きがあります。
![]() |
![]() |
おせち料理は補色の効果がとても強く、まさにその典型だと思います。
茶色い食べ物もおいしいですよね
おせち料理に飽きたらステーキやしゃぶしゃぶ・甘いチョコレートデザートもこの休み中に食べる方はこれまた多いと思います。
茶色い食べ物がおいしいと感じるのは、糖とアミノ酸を一緒に加熱すると褐色成分や各種の芳香成分(おいしいと感じる独特の香ばしい匂いなど)が生まれこの恩恵で美味しくなっているし、加熱処理でばい菌が死んで安心感がある食べ物に変わった状態が茶色い食べ物ということらしいです。
これをメイラード反応といって、おいしくなった茶色い食べ物に対する反応・・・。
いずれにせよ、良い焼き色のついた肉汁たっぷりの肉や濃厚チョコレートケーキが目の前で出されては、食欲増進は免れません。こういうごちそうを食べ続ける習慣がしばらく皆さん続きますよね。恐らく、年末からこの状態が続いていると思います。それでどこかで帳尻合わせをしないといけないな~と思って、新年会もある程度、一段落した1月下旬から2月にかけてそう考える人は多いと思います。私もそうですから。
食欲を減退させるのは「青色」
これはあくまでもご提案ですが、一般的に、「青」は食欲を減退させる色といわれています。それは、自然の食材の中に「青」は存在しない ためといわれています。青い魚も実際は青ではなく、さしみや焼き魚の色は白か赤になり、肉は白やピンク色です。また、青に近いとされる茄子やブルーベリーも、少し赤みを帯びた紫色です。
こうして、食材として「青」を見ることなく進化した私たち人間は「青」という色に食欲がわかないようになっていったのだと考えられます。つまり、青い食べ物を見ても、脳が食べ物ではない(おいしくない)と勝手に判断すると言うわけです。
青色ダイエットと呼ばれるものがあるらしいですね。

これはさっき登場した刺身盛り合わせです。たしかに、青色にすると食欲はなくなりそうですね。
とはいえ、こんな食べ物見たこともないですし、手に入れようもないですよね。食紅をつかって色付けする?時間が大変・・・。青色のサングラスをつかう?食べ物があまりにもまずく見える・・・。
そういう場合は青いお皿を使うだけでも普段より食欲が抑えらえる効果がみられるみたいですね。とは言え、お茶碗、湯飲み、取り皿、大皿・・・。すべてをこのためだけに買って変えるのも・・・。と思いますよね。
そこでインクのチップスの提案です!
概ね、白色のお皿や湯飲み(マグカップ)はどこの家庭でもありそうです。
これらの食器をつかってテーブルクロスとまでは言いませんが、ランチョンマットの大きい版みたいなものをA4コピー用紙 4枚くらいを組み合わせて試してみてはいかがでしょうか・・・。互換インクを使っておやすく、楽しく、テーブル上を青色で印刷したもので埋め尽くす!
無理なくお正月で習慣づいた食生活を減退させるお役に立てればと思います。
