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ブラザーDCP-J978Nは、昨年モデルDCP-J973Nからどれくらい進化したか

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ブラザーDCP-J978Nは、昨年モデルDCP-J973Nからどれくらい進化したか
ついに来たぞー、ブラザー!
キヤノンやエプソンと比較して毎年発表が遅めのブラザーが年末商戦用の新型プリンターを本日リリースしました。発売は9月中旬。まもなくですね!
一番気になるのは最も売れ筋となるであろう家庭用のフラッグシップモデル、DCP-J978N-W/Bですね。カラーバリエーションは2色で、ホワイトがDCP-J978N-W、ブラックがDCP-J978N-Bとなります。さて昨年のモデルDCP-J973Nからどれくらい進化したのか。
世界で一番わかりやすく(笑)まとめたいと思います。レッツゴー。
旧型 | 新型 | 変更点 | |
---|---|---|---|
モデル名 | DCP-J973N | DCP-J978N | 数字が+5 |
発売日 | 2017年9月中旬 | 2018年9月中旬 | 1年後 |
カラーバリエーション | ホワイト(W) ブラック(B) |
ホワイト(W) ブラック(B) |
|
インクタイプ | 4色独立 | 4色独立 | |
対応インク | LC3111 | LC3111 | |
液晶モニター | 2.7型 | 2.7型 | |
タッチパネル | × | × | |
前面給紙 | スライドトレイ付2段 | スライドトレイ付2段 | |
ADF自動紙送り | 20枚 | 20枚 | |
最高解像度 | 6000×1200 dpi | 6000×1200 dpi | |
L版印刷速度 | 約14秒 | 約14秒 | |
ファーストプリント速度 | 約13秒 | 約8秒 | 5秒改善! |
L版印刷コスト (純正使用) |
約18.6円 | 約18.6円 | |
外形寸法 | 400x172x341 mm | 400x172x341 mm | |
重量 | 8.6 kg | 8.6 kg | |
印刷サイズ | カード/名刺~A4対応 | カード/名刺~A4対応 | |
コピー/スキャナ | 〇 | 〇 | |
ファックス | × | × | |
AirPrint | 〇 | 〇 | |
セキュア印刷 | × | 〇 | 機能追加! |
メール添付印刷 | × | 〇 | 機能追加! |
Wi-Fi Direct | 〇 | 〇 | |
自動両面プリント | 〇 | 〇 |
こちらの表をみれば一目瞭然。なかなかいいですね、DCP-J978N。
ファーストプリント速度が5秒改善
まずはファーストプリント速度がかなり改善しています。ファーストプリント速度というのは、プリンターがウォームアップを経て最初1枚を出力するまでの時間のことです。FPOT(First Print Output Time)とも言います。5秒の改善は大きいと思いますよ。プリントボタンを押してから印刷が始まるまでじっと待つ時間が13秒なのと8秒なのは、体感的にもかなり違うんじゃないかと思います。最近エプソンが宣伝してるビジネスインクジェットでも、ファーストプリント速度は7秒程度ですので、ほぼ遜色がありません。
クラウド機能でさらに便利に
続いて2つのクラウド印刷機能の追加ですね。セキュア印刷とメール添付印刷。セキュア印刷というのは、印刷したいファイルをクラウドに登録しておいて、出力したいプリンターでいつでも自由に印刷できる機能です。パスワード認証がかかって安全ということでセキュア印刷と呼ばれています。メール添付印刷はその名の通り指定のプリンターにEメールでファイルを送信して出力する機能。家庭では使わないかも知れませんが、アイディア次第では面白い使い方があるかも。
魅力的なテンプレート
またブラザーは昔から年賀状テンプレートなどのソフトが充実していることで知られていますが、今年も最新版に対応しているはずですので、ここも注目点。
やっぱり気になるお値段は…
あとは何といっても価格ですよね。オープン価格ということですが、公式ページによれば、ブラザー販売のWEBサイトでは23,760円(税込み)とのこと。実際はどれくらいの価格付けになるのでしょうか。前モデルのDCP-J973Nは価格コムでみると、ちょうど10,000円程度で売られています。(2018年9月4日現在)さすがにすぐにこのレベルまで価格が下がってくることはないでしょうが、大差ない価格なら当然新モデルのDCP-J978Nを買うほうがいいでしょうね。