インクペディア
TN-29J互換トナーカートリッジの販売を開始いたします!
目次
・TN-29J互換トナーは、2018年7月中旬、出荷を開始いたします
TN-29J互換トナーカートリッジは、おおむね7月17~18日頃、当社の倉庫に入荷する予定です。現在は、ISO14001/19001やSTMC(ハイレベルなトナーカートリッジの工場に与えられる国際基準)を取得している提携工場で、出荷の準備が進められています。
現時点では、中身がカラの状態の写真撮影用サンプルが届いています。
純正のTN-29Jも今どきの細マッチョな印象でしたが、互換もなかなか男前に仕上がっています。
TN-29Jの印刷枚数は純正で3,000枚(ISO/IEC 19752に基く)ということで、当然、互換トナーも同量以上のトナーパウダーを詰めての出荷となります。先代の「TN-28J」に比べるとトナー1本あたりの印刷枚数が若干増えているとはいえ、最初のスターターをそろそろ使い切るという方も多いのではないでしょうか。
初回入荷は生産量も限られていますので、100本に満たない入荷数量です。すでにご予約を承っておりますので、ぜひご利用ください。
・TN-29J互換トナーが、予想よりも早く発売できた理由とは
TN-29Jの互換トナーカートリッジにつきましては、前回の記事で「ブラザーのA4モノクロ機としては初のICチップ付きカートリッジの可能性がある」とお伝えいたしました。
日本での発売に先立ち、欧米で発売されたブラザーのA4モノクロ機のトナーにICチップが搭載されていましたので、当然、日本で発売される「新型」についてもICチップが搭載されるものと予想した次第です。
ところが!
発売と同時に入ってきた情報は「ICチップが使われていない」というものでした。
「スターター(プリンター本体購入時にセットされてくるトナー)だけじゃない。純正のTN-29Jに、ICチップが付いていない」というニュースは、狭い業界をざわつかせました。
この段階で「ということは・・・日本向けのICチップの製造を待たなくて良いので、早く入荷するかも」という予測が付きました。
提携工場では、すでに欧米向けの「ICチップ付き」の新型トナーカートリッジの製造を行っていましたので、それを基に「ICチップなし」バージョンを製造し、日本のプリンターで様々なテストを行い、「問題なく使用できる」ということが分かったのが6月下旬。
インクのチップスからはすぐに正式な発注を出して、7月中旬の入荷予定が立ったという次第です。
・業界人は気になる、「幻のICチップ」
今回届いたTN-29J互換トナーカートリッジですが、裏側はこんな格好になっています。
マルで囲った拡大部分、ちょっと大きめのICチップが収まるような筐体になっていますが、ワクだけ。欧米向けの商品には、ここにICチップが収まります。
とりあえず、長期間お待たせせずに互換トナーを供給できることになったことに一安心しております。
・「増量版」もご案内できる可能性が
「欧米版」と「日本版」、その違いはICチップの有無だけではありません。
日本では「TN-29J」という型番だけですが、欧米では「増量サイズ」が発売されています。
TN-29Jは印刷枚数3,000枚、欧米向けの「増量サイズ」は1.5倍の4,500枚の印刷が可能です。この「増量サイズ」、日本では純正品にないバリエーションですので命名が難しいのですが、仮に「TN-29JXLサイズ」と申し上げておきます。
この「欧米向けブラザー製品で使用されているXLサイズ」が日本のプリンターでも使用できるか、現在テストの真っ最中です。ついでに、ドラムカートリッジの「DR-24J互換」も最終テストの段階です。
いずれも、厳しいテストと製品の改良が終わり次第、入荷・販売の予定です。
こちらもご期待ください!
(H)