インクペディア 新元号の発表は改元1か月前!書類の変更準備はお早めに! 「平成」も残り1年を切りました。 かつて、「昭和」から「平成」に移行した際は即日の変更でしたので、「昭和64年」と「平成元年」の表記がしばらく続きましたが、今回は改元の1か月前に新元号が公表されるとのこと。 1か月前の公表、というのは、手帳・カレンダー業界にとっては当然「遅すぎ」ですし、いろいろなシステムを構築するSEさんにとってもかなり微妙なラインではないでしょうか。混乱のないことを祈ります。 目次1 ・前回の改元の時はどうだった?2 ・今回の改元、忙しくなるのは?3 ・インクのチップスも、お役に立てるようにがんばります! ・前回の改元の時はどうだった? 昭和が平成になった頃、パソコンは「珍しい」というほどではなかったですが、今のように「一人一台」という時代でもありませんでした。西暦で言うと1989年のことでしたから、パソコンが「普通の人」にも使えるようになったきっかけでもある「Windows95」が発売される6年も前です。 その時代、文書作成ソフトと言えば「一太郎」。表計算ソフトは「Lotus 1-2-3(ロータスワンツースリー、と読みます)」。ふにゃふにゃの5インチフロッピーディスクをそっと「Aドライブ」と「Bドライブ」に差し込んで使ったものです。 現在のパソコンが「Cドライブ」から始まるのは、このフロッピー専用の「Aドライブ」「Bドライブ」が絶滅したことに由来します。昔はあったんです。AドライブとBドライブ。 USB?そんな便利なもの、この頃にはありません プリンターも、今のように普通の紙に印刷できるものは出回っていませんでした。 パソコンに接続するプリンターといえば、紙の両側に穴が開いた「連続用紙(ストックフォーム)」と呼ばれる専用紙を使用する、ドットインパクトプリンタが主流だったかと思います。消耗品はインクカートリッジではなく、「インクリボン」。ちなみに、インクジェットプリンターが普及するきっかけとなったエプソンColorio「PM-700C」が発売されるのは1996年。平成8年のことです。 1989年当時、「元号が変わる」ということになって特需があったのは「ハンコ屋さん」だそうです。「昭和」を消すための二本線と、「平成」の文字がセットになったゴム印が大量に売れたとか。運転免許証は、ゴム印などが間に合わず「有効期限の『昭和67年』は『平成4年』の意味です」という文字を、免許証の裏面にガリ版(謄写版)で刷ったという報道写真が残っています。尚、「インクリボン」とか「ガリ版」が分からない方は、身の回りの50代以上の方に聞いてみてください。ただし、話が長くなる可能性がありますのでご注意を。 ・今回の改元、忙しくなるのは? たった30年ですが、その間に「書類」を取り巻く環境は大きく変わりました。 30年前は高級品だったパソコンは「一人一台以上」、プリンターは「一家に一台」を通り越して、「必要なものはいつでも近所のコンビニで印刷するから、家にはない」という方も珍しくなくなりました。 かといって、「書類」が絶滅したわけではありません。 役所関連の書類、自治会などで受け継がれている書式、社内の形式ばった書類など、「和暦」が使用されている印刷物も身の回りに結構あります。 こういった書類、中には30年前と同じようにハンコで訂正する場面もあるかと思いますが、「新たに印刷する」というケースが圧倒的に多いのではないでしょうか。 恐らく、町の印刷屋さんにも新元号発表直後から注文が殺到すると思いますが、印刷屋さんに依頼するほどのものではない書類は、社内、あるいはご家庭のプリンターでさっと印刷、ということになりますよね。昭和から平成になった当時には考えられない変化です。 ・インクのチップスも、お役に立てるようにがんばります! 来年4月、会社やご家庭のプリンターが忙しくなるのであれば、インクのチップスも忙しくなります!いざという時に品切れなどが起きないよう、しっかり在庫できるように今から計画をしっかり立てていきます。 が。 「和暦の表記から、この機に西暦にしよう」というケースも多いようです。 確かに、今から変更してしまえば、この1年弱の間に「和暦」から「西暦」にランニングチェンジできますよね。 「普段あまり使わないから」と、純正のインク・トナーをご利用の皆様も、ある程度まとめて印刷をしなければならないものがありましたら、ぜひ当店のインク・トナーをお試しください。かなりお財布へのインパクトが違うはずです。 また、もし「プリンターも買わなきゃ・・・」という方がいらっしゃいましたら、おすすめのプリンターもご案内できますので、迷ったら当店のサポートまでご連絡ください。モノクロなのか、カラーなのか、印刷する枚数はどのくらいなのか、など、状況によってプリンター選びも変わってきます。 もし、メール等で、こんなものを、このくらい印刷したい、とご相談いただければ、スタッフ一同が持てる知識を結集して全力でご案内いたします。 ぜひ、インクのチップスをご活用ください! (H) ブラザーがA4モノクロレーザー「JUSTIO」8機種の刷新を発表!業界がザワつくそのワケは!? インクジェットプリンタとレーザープリンタ。ご家庭ではどっちを選ぶ?