インクペディア
ブラザーがA4モノクロレーザー「JUSTIO」8機種の刷新を発表!業界がザワつくそのワケは!?
目次
・HL-L2330D 他、8機種がプレスリリース!
5月15日付で、ブラザーがモノクロレーザープリンターと複合機、合計8機種のプレスリリースを行いました。6月上旬より発売、とのことです。
当「インクペディア」は、早ければプレスリリースの当日に、該当商品の消耗品の「互換品」や「再生品」の発売の見通しなどについてお知らせするのですが、今回はちょっと出遅れました。
スタッフ一同、重篤な5月病・・・というわけではなく、「コレ、『アレ』じゃないか?」という緊迫した情報のやりとりがあったのです。詳しくは後ほど。。。
・複合機の新旧比較! MFC-L2750DW 他、4機種で34枚/分を実現
まずは、プリンターに加えてコピー/スキャン機能を備えた複合機から、現行機種と新商品を比較してみましょう。
見た目は・・・そんなに変わりませんね。まあその、このラインのマシンに先進的なカッコよさは求めていませんので、コレはコレでいいのですが。
印刷速度は、従来機が30枚/分でしたが、MFC-L2750DW、MFC-L2730DN、DCP-L2550DW、DCP-L2535D は、34枚/分と、1割ちょっとスピードアップしてきました。
電話の受話器付の FAX-L2710DN は、しれっと30枚/分のままですが、ここは触れないであげるのがやさしさではないでしょうか。
注目の消耗品は、全て同じです。トナーカートリッジが「TN-29J」、ドラムユニットが「DR-24J」。いずれも新商品です。
・プリンター専用機の新旧比較!3機種全て印刷速度がアップ!
次に、プリンター専用機です。A4モノクロプリンターで、耐久枚数は5万枚。違いはインターフェイスと印刷のスピードです。
HL-L2375DW、HL-L2370DN は34枚/分、エントリーモデルの HL-L2330D だけは30枚/分です。
消耗品は複合機と同じく、トナーカートリッジが「TN-29J」、ドラムユニットが「DR-24J」。
ちなみに、エントリーモデルのHL-L2330D は、メーカーの参考価格で税込み16,200円、量販店の予約販売価格で14,000円弱と、インクジェットプリンタ並みのお値段です。幅と奥行きがだいたい35センチ、高さは18センチ程度の超コンパクトサイズですので、デスク周りに一台あると大変重宝します。コピー機まで印刷物を取りに行くのが面倒なみなさま、おすすめです。
・消耗品は、TN-29JとDR-24J。ついに「ICチップ搭載」か!?
改めて、トナーとドラムも新旧比較をしてみましょう。
スペック上は、トナーの内容量がちょっと増えただけですね。
ただ、ここに出て来ない「ある進化」が起こっているのではないかと、サードパーティー関連各社がザワついています。
インクカートリッジやトナーカートリッジは、「中身がどのくらい残っているか」をいろいろな方法で検知します。現在、一番代表的なのが「ICチップ」で、この小さなパーツで電子的に「中身の量」を検知し、残りが少なくなったら「交換」の表示が出たりします。
一方、ブラザーのトナーカートリッジは、ギア(歯車)などで印刷した枚数を検知し、中身の残量を表示していました。
ところが最近、ブラザーの海外モデルで「ICチップ」が搭載されたトナーが発売され、「いよいよブラザーもチップを載せた」と、ごく狭い業界内で話題になりました。
今回発売される「TN-29J」が、このICチップを搭載した海外モデルに「形が似ているように見える」という指摘があり、海外の工場も含めて関係者が画像をのぞき込みました。
が、いかんせん画像が小さいことと、ICチップが搭載されるとしたら写真に写らない裏側であるため、確実なところはまだ分かっていません。
当然ですが、TN-29J互換トナーカートリッジと、DR-24J互換ドラムユニットがいつ頃発売できるか、こちらも未定です。
いつものことですが、日本で一番早く「TN-29J 互換」と「DR-24J 互換」をご案内したいと思っておりますので、今後もぜひインクのチップスにご注目ください。
(H)