インクペディア
圧倒的コスパ!チップスのインクでコンサートうちわを作ってみた。【作り方解説付】
――時は2018年2月、まだまだ寒さが厳しい冬の最中
我々インクペディア編集部は、Twitterのタイムラインにしばしば流れてくる「とあるツイート」に悩み、深い悲しみを抱いていた。
今週末のツキステMT用に初めてうちわ作製してたんだけど、文字の大きさみるのに印刷してはなやんでたらインク切れた…よりによって予備ないやつ。とりあえず休憩がてらカートリッジ買いに行ってきます( ˘ω˘ )
— 朔那 (@amatsuki_v) 2018年2月26日
うちわ続き作ろうと思ったらインク切れで、携帯からデータ送るとカラーコピーとしてしか対応してくれないから白黒にしてもダメで〜〜親父に頼らんでもできることばっかだったけどインクに関しては私じゃ無理や…でもまさか親父にうちわ作るからインク入れてなんて言えないし
— Hanami. (@mr_kn_20) 2018年2月25日
うちわは…インクの消費が…!!(本体よりインクが高いパターン)
でも外に印刷行くのから解放されました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶— じろう0%💮作業中 (@roadside26_made) 2018年2月15日
――そう、コンサートうちわを手作りしている者たちの嘆きである。
彼ら彼女らは、
ジャニーズなど好きなアーティストのコンサートや、うちわの持ち込める2.5次元舞台に彩りを添えるため、ファンサをもらうため、
自前の手作りうちわを用意しているそうなのだ。
しかし、使うインクの量が半端じゃなく、すぐインク切れになってしまう。
そしてインクを買い替えようにも、やはり純正インクは価格が高く、なかなか手を出せないのだという。
そこで我々は立ち上がった。
当店のインクで手作りうちわを作ってみようではないか、と・・・。
まず、チップスのインクは安い。そう、安いのだ。
それでいてなおかつ、品質にも大きな自信を持っている。
つまり、
「チップスのインクで簡単にコンサートうちわを作ることができるのならば、もっと気軽に、インクを気にすることなく印刷できるようになるのではないか。」
・・・と。
幸いなことに、当店にはガチのジャニヲタが在席しているので、手作りコンサートうちわの作り方も併せてご紹介しよう。
目次
用意した材料
改めて、インクペディア編集部の高尾です。
今回、手作りうちわの為に用意した材料はこちらです。
・うちわ[黒] ×3
・はさみ
・カッター
・カッターマット
・マスキングテープ
・のり
・フォトマット紙(パソコンでのデザインの段階で色をつけたバージョン で使用)
・カラー画用紙 ×5(定番のカッティングシートやボードを切り抜きするバージョン で使用)
ちなみに今回は
・パソコンでのデザインの段階で色をつけたバージョン
と、
・定番のカッティングシートやボードを切り抜きするバージョン
※今回はカラー画用紙を使用。
の2パターンでそれぞれ作ってみました。
「パソコンでのデザインの段階で色をつけたバージョン」は、パソコン上でデザインが決まってしまえば、あとは印刷して切り抜くだけなのでとってもお手軽。
ただ、デザインの段階でカラーが入っているので印刷時にインクを大量に消費します。
一方で、「定番のカッティングシートやボードを切り抜きするバージョン」は、印刷時は黒インクしか使わないですが、切り抜きに結構な時間がかかってしまいました。
パソコンでのデザインの段階で色をつけたバージョン 作り方
それでは、まずは「パソコンでのデザインの段階で色をつけたバージョン」のうちわを作ってみましょう。
1.Wordで文字を入力する。
今回はWordでデザインを作ってみました。
※他にも無料のデザインツールはいろいろありますが、手軽に簡単に作るなら、Wordで十分だと思います。
Wordを開き、「挿入」タブ→「ワードアート」を使って、印字したい文字を入力します。
※ワードアートの詳細な使い方はここでは割愛するので、わからない場合は、検索してみてください。
もしくは、「うちわ 文字」と検索すると、テキストを無料でダウンロードできるサイトもあるようですよ。
2.印刷する。
デザインが完成したら、早速印刷しましょう。
今回は「フォトマット紙」という、写真印刷やペーパークラフトなどで使用される紙で印刷してみましたが、
特にこだわりがなければ通常のA4用紙でも大丈夫だと思います。
使っているインクはもちろん当店、チップスのインクです!
今回は、BCI-371XL+370XL/6MP を使用して印刷してみました。
おお、出てきた出てきた。がっつりベタ塗りのデザインですが、とってもキレイに印刷されています!
今回は「指さして」ならぬ「印刷して」という用途不明の文字で作ってみます。
3.枠線に沿って、はさみで切っていく。
ワードアートであらかじめ枠線を付けておいたので、これに沿ってはさみで切っていきます。
今回は前述の通り、ガチのジャニヲタであるM氏に制作してもらったのですが、
うーむ、これは不器用レベル高倉健クラスの僕には難しいかもしれない。。
無事切り終わったようです。
4.うちわに貼りつける。
あとは、のりでうちわにペタっと貼りつければ、完成!
いかがですか?かなりクオリティの高いコンサートうちわができましたよ!
発色もキレイ。いやむしろ若干エグいくらいはっきり出てます。
Wordなどでデザインが決まってしまえば、あとは印刷して切り取るだけなので、
とってもお手軽に作ることができました。
定番のカッティングシートやボードを切り抜きするバージョン 作り方
さて、続いては定番でもある、カッティングシートなどを切り抜きするタイプの作り方です。
1.Wordで文字を入力する。
同様に、まずはWordでデザインを作ります。
今回は当店の店長「ちっぴーちゃん」で作ってみようと思います。
今回はカラー画用紙を切り抜きして作るので、これはあくまで下地です。
なので、ここでは色をいれる必要はありません。
そしてここでご注意!文字を縁取りたい場合は、この下地の段階で縁取りしておきましょう。
外側の黒い部分を縁部分、内側を文字の部分とすると、切り抜きする際にわかりやすいです。
2.印刷する。
文字ができたら、印刷してみましょう。
このパターンで作る場合、使うインクはブラックのみですが、それでもインクの使用量は多いので、
インクを購入する際、黒インクを多めに買っておくとインク切れを防ぐことができますよ♪
3.下地に沿って、カッターで切り抜いていく。
印刷ができたら、いよいよ切り抜き作業に入ります。
まずは切り抜きしやすくする為、ざっくりとパーツごとに切り分けていきます。
次に、カッティングシート(今回は画用紙を使用)の上に下地を乗せて、下地の縁部分に沿って、カッターで切り抜いていきます。
うまく切り抜きすることができました。こちらが縁部分になります。
続いて、内側の文字の部分も同様に切り取っていきます。
このようにマスキングテープなどで固定しながら、白文字部分を切り取っていきます。
うまく切り抜きができたら、縁と文字をのりで貼りつけましょう!
4.うちわに貼りつける。
切り抜きが終わったら、のりでうちわに貼りつけて、完成!!
いかがですか?ちっぴー店長が武道館で熱唱している姿が容易に浮かびますね。
その他にも、せっかくなのでいろんなデザインのものを作ってみました。
皆さん、ちゃんとマゼンタも使ってあげてくださいね。
今回かかった費用
さて、インク代を除いた費用はこちらです。
・パソコンでのデザインの段階で色をつけたバージョン
うちわ[黒]:320円
フォトマット紙:1枚あたり24円
合計:344円
・定番のカッティングシートやボードを切り抜きするバージョン
うちわ[黒]:320円
カラー画用紙×5:300円
合計:620円
パソコンでのデザインの段階で色をつけたバージョンは、必要材料がうちわと紙だけということもあり、
たったの344円で作ることができました!
ただ、派手なうちわを作りたい!ということであれば、カッティングシートやボードなどを切り抜いて作ることをオススメします。
まとめ
いかがでしたか?今回チップスのインクで、手作りコンサートうちわを作ってみましたが、
発色もまったく問題ない、クオリティの高いうちわを作ることができました!
なお、今回はBCI-371XL+370XL/6MPを使用しましたが、当店ではなんと、純正インクの77%OFFでお買い求めができます!
他の型番も、同様にお安くお買い求めができますし、通常のセット+黒インク2本など、さまざまなバリエーションを備えております♪
下地を多く印刷する方は、ブラックを多く持っておいて損はないですよ。
今までインクの費用が気になってなかなかコンサートうちわを作ることができなかった方、ぜひ参考にしてみてください!