インクペディア 【2021年秋】キヤノン 新プリンター TS7530 / XK100 最新レビュー!どこがどう変わった? 2021.12.1 BCI-301+300/5MP 互換インク 発売いたしました! みなさん、こんにちは。インクペディア編集部です。 本日2021年10月14日(木)発売、キヤノンのインクジェットプリンターの新モデル TS7530、XK100を買ってきました! 朝9:30開店のヨ●バシカメラ新宿店に開店同時に入店し一目散にプリンター売り場へ。当たり前のように本日発売のTS7530、XK100の2機種を抱えて速やかにレジへ。ものの2分。レジのお兄さんには「なんだこの人」とか思われてるんだろうな…。発売日に購入してレビューするのがチップスの流儀(笑) ちなみに、今回プリンターと同時に発売となったインクカートリッジの新型番も一緒に購入。 さて、順番に見てみましょう。 こちらPIXUS TS7530。 そして、XK100。 TS7530用インクカートリッジ BCI-301/300 の5色セット。 XK100用インクカートリッジ XKI-N21/20 の5色セット。 目次1 TS75301.1 ・TS7●30シリーズについて1.2 ・スペック変わらず、印刷コストは増?1.3 ・インクはBCI-381/380からBCI-301/300へ1.4 ・TS7530 実機レビュー2 XK1002.1 XK100シリーズについて2.2 XKシリーズは印刷品質よりコスパ重視へ?2.3 XK100 実機レビュー3 まとめ TS7530 ・TS7●30シリーズについて まずは、今年の主力となるであろう5色インクの多機能モデルTS7530。 型番的には、昨年のTS7430の後継機だと思われますが、外観は大きく変わっています。エッジの効いたシャープなデザインのTS7430でしたが、TS7530はむしろ2019年に発売された一体型インクタイプのTS5330やその後継で今年同時に発表されたTS5430と同じような丸みのあるカジュアルなデザイン。 ・スペック変わらず、印刷コストは増? 従来機からデザインは大きく変わった本モデルですが、メーカーサイトを元にTS7430とのスペック比較をしてみると、あまり大きな変化はありません。少なくとも印刷に関する機能については全く変わってなさそうです。 ネットワーク基本仕様の周波数という点では5GHz帯にも対応するようになっています。 その他の部分で見ておきたい部分といえば、印刷コスト。こちらに関しては大幅にコストパフォーマンスは悪くなっております。L判フチなし写真のインク・用紙合計コスト約19.0円 → 約31.8円、A4普通紙(カラー文書)のインクコストは、約10.5円 → 約18.8円と大幅アップ。ユーザーにはつらい部分です。こちらの理由は明確で、今回TS7530ではプリンターモデルに合わせて新しいインクカートリッジも発売されており、そのインクの価格が高いからです。こちらはメーカー公式の情報なので間違いないかと思います。 ・インクはBCI-381/380からBCI-301/300へ 先述しましたが、印刷コストの値上がりは新インクに起因すると思われます。従来機TS7430では、BCI-381/380というインクカートリッジを使用していましたが、本TS7530では、新たにBCI-301/300というインクカートリッジが対応となりました。気になる点としては、小容量・通常容量・大容量と展開のあったBCI-381/380に対し、BCI-301/300については本日時点では通常容量しか発表されていないことです。今後も通常容量のみの専用機となるのであれば正直コストパフォーマンスの改善はあまり望めないかもしれません。メーカーの動きを見ていきましょう。 ・TS7530 実機レビュー さて、前置きが長くなってしまいましたが実機を触ってみようと思います。 まずは開封の儀、本体、マニュアル、電源ケーブル、セットアップインクが入っています。 セットアップ用インクを入れてセットアップ開始。 今回はパソコンに繋がずに、キヤノンのスマホアプリ「Canon PRINT Inkjet/SELPHY」を使ってプリンターと接続してみようと思います。 Canon PRINT Inkjet/SELPHY App Storeからダウンロード Google Play からダウンロード アプリを起動すると、プリンターの検索が開始し、ちゃんとTS7530を見つけてくれました。 プリンターの設定が完了すると、メインメニューの下部にTS7530が表示されます。 早速ですがアプリから写真印刷をしてみましょう。ためしにインクのチップス本店のトップページのキャプチャを印刷してみます。スマホに入っている画像から選び、黄色の「プリント」のボタンをクリックするとしばらくするとプリンターから写真が出力されます。意外と簡単にできました。 はじめてPCを繋げずに使用してみましたが、便利なものですね。 A4普通紙に印刷したのでちょっと滲んだ感じにはなりましたが、次に光沢紙で紅葉の写真を印刷してみました。やはり普通紙よりも断然キレイに印刷されますね。(紅葉見に行きたいなー) XK100 XK100シリーズについて XKモデルといえばキヤノンの家庭用インクジェットプリンターのフラッグシップモデルとして2017年にXK50が発売されてからXK50,60,70,80,90…と続いてきました。値段もやはり高いのであまり売れている印象はなかったのですが、今年ついにXK100と大台に乗りました。 XKシリーズは印刷品質よりコスパ重視へ? こちらは先述のTS7530とは異なり、大きく変更点がありました。なにかと言うと、これまでXKシリーズは6色のXKI-N11/N10というキヤノン特有のフォトブルーを含む6色インクが対応でしたが、XK100では5色インクのXKI-N21/N20という新インクカートリッジが対応となりました。 フラッグシップモデルが6色→5色という変更は大幅なグレードダウンに感じますが、注目すべきはそこだけではなく印刷コスト。XK90と比較すると約L判フチなし写真のインク・用紙 合計コスト13.7円→約9.8円、A4普通紙(カラー文書)のインクコスト(税込)約6.3円 → 約3.9円となっています。 これは前述の通りインク自体の価格による変動が大きい部分ですが、6色から5色になったこともあってか前モデルのインクXKI-N11-N10より本モデルのインクXKI-N21/N20の方がかなり価格設定が安くなっています。 これまでフォトブルーなどキヤノン特有の6色インクを使って印刷品質を求めてきた最上位機種XKシリーズですが、5色インクでコスパ重視となったと思われます。 XK100 実機レビュー それでは実機レビューをしていきたいと思います。XKモデル独特のシャープなメタリックな男前デザイン。 TS7530よりもディスプレイ部分が大きく、カラーで表示されます。 こちらはセットアップインク取りつけのアニメーションの一部。わかりやすいです。 セットアップ用インクをセット。 インクをセットしてカバーを閉じると5分程でセットアップが終了するので、先程のキヤノンのアプリからではなく、LINEから印刷してみようと思います。実は、「PIXUSトークプリント」というサービスで、LINEのトーク画面から印刷することも可能なのです!(チラシも入ってました。) まずは、LINEでキヤノンの公式アカウントの「ピクサス」とお友達になり、トーク画面で印刷するものを選びながら進めていく感じです。実に直感的で、普段LINEに慣れ親しんでいる方には使いやすい方法だと思いました。 ただ、なぜかA4サイズフルで印刷することができずA4に小さく印刷されてしまいました(苦笑) LINEからではA4で印刷することができないのでしょうか??引き続き調べていこうと思います。 ちなみに、このXK100ですが、標準メニューとは別に「仕事/学習モード」が搭載されていまして、コロナ禍でテレワークや自宅学習での印刷需要が増えたためにそのニーズに対応するようなインターフェイスとなっています。こちらも時間があったらどんな使い方ができるか使ってみたいと思います! まとめ 今回は、2021年キヤノンのインクジェットプリンター 新モデル TS7530とXK100の実機レビューでした。世界的な半導体不足が起きものづくりに大きく影響がでている中での発売となった2機種。新たにアップデートされた点といえばアプリ連携や、プリンターのタッチパネルでの使いやすさ改善などがメインになり、単純にプリンターとしての性能アップはなかった、という印象でした。 チップスとしては、今回の2機種に関しては、インクカートリッジも新たにリリースされたカートリッジのため、対応する互換インクカートリッジの製造・開発はこれからとなります。しばらくお待ちいただけましたらと思います。引き続きインクペディア、インクのチップスをどうぞお楽しみに。 2021.12.1 BCI-301+300/5MP 互換インク 発売いたしました! BCI-301/300 互換インク 発売中! XKI-N21/N20 互換インク 鋭意商品開発中! <2021年秋>キヤノンより新機種 PIXUS シリーズ 4機種 リリース!それぞれの特徴と対応インクは? 【メイキング】長州小力×インクのチップスコラボCM!動画公開前に撮影風景をこっそりお届け♪