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【インタビュー】「医療・福祉業界は、まだまだ紙でのデータ保管が主流です」 城東補聴器センター様
こんにちは。インクペディア編集部です。
最近、いろんな企業様へ取材させていただいているのですが、皆さまお忙しいのに優しく丁寧に対応してくれて本当に助かっています。
本日は、東京は錦糸町、城東補聴器センター様へ取材に行ってきました。
城東補聴器センター様へインタビュー
「認定補聴器専門店」として、補聴器のフィッティングから効果測定、アフターフォローまでを一括して行っており、お客様の聞こえによるコミュニケーションを日々サポートしていらっしゃいます。
――本日は宜しくお願いいたします。
まずは、御社の事業内容を簡単にお伺いできますか?
代表 河村様(以下、河村):当店は、補聴器を専門に取り扱っております。一般的に「補聴器」というと、メガネ屋さん等に併設されているイメージがありますが、当店は、補聴器に関する設備などの一定の基準を満たしている「認定補聴器専門店」です。
また、当店のスタッフは、「認定補聴器技能者」資格を取得していて、この資格を取得する為には、5年間の販売経験を経て、推薦されたスタッフのみが受験できる資格試験に合格する必要があるんです。
どの世界にも言えることだと思いますけど、特に補聴器のような身体に関わる器具などは、設備が整っていて、技能者がいる専門店で購入するべきですね。
――なるほど。
河村:耳鼻科など病院とも密接な関係があり、「最近耳の聞こえが悪くなった・・・」という患者さんが病院で診察を受けて、補聴器が必要であれば、病院が当店を紹介し、当店がさまざまな測定を行った後、お客様に最適な補聴器を提供する。といった流れです。
――取材前にメールでやりとりさせていただいた時、「病院とのデータ受け渡しでかなりの量を印刷する」とおっしゃっていましたね。
河村:ええ。病院とのデータ受け渡しでもそうですが、今、補聴器の調整はすべてパソコンで行っているんですよ。
その調整履歴は全て印刷して、お客様に渡したり、社内で保管しているので、そのあたりでも印刷量は多いです。
――比較的、紙ベースで発行・保管していることが多いのでしょうか?
河村:社内資料に関しては、なるべくデジタル化を進めています。
当店は、ここ錦糸町本店と一之江店があるのですが、店舗間のデータ共有などは全てパソコンで行っています。
ただ、病院への報告書やカルテなどは紙で提出していますし、お客様にはデータでお渡しするわけにはいかないですからね。全て紙です。そういう意味では、この業界は、紙での発行・保管が主流といえますね。

お客様や病院にお渡しするカルテ。大量に印刷し、保管しているので、インクの消費量は激しいようです。
――貴重なお話、ありがとうございます!
「紙が主流の為、印刷物が多い」という環境の中で、当店のインクを選んでいただいたきっかけは何ですか?
河村:元々他社さんの互換インクを使っていたのですが、コストメリットを感じられなかったのと、製品的にもあまりメリットを感じられなかったんですよ。
――品質があまり良くなかったということですか?
河村:ええ。それで、しばらく純正インクを使っていました。その後、チップスさんのインクをインターネットで知り買ってみて、そこから純正インクは一切使っていないです(笑)。
やはり消耗品の行きつく先はコストパフォーマンスですよね。
今当店では、私のプライベートのもの含めると、4台プリンターがありまして、そのうち3台がキヤノン、1台がブラザーで、型番がそれぞれ違っていてややこしいですが・・・全部チップスさんのインクを使っています。

置いてあったのはキヤノンのインクジェットプリンター。もちろんチップスのインクが使われてました!
――ありがとうございます。
互換インクというと、品質に不安を持っていらっしゃるお客様も結構多いのですが、その辺り心配などはなかったですか?
河村:正直、最初はありましたよ。なのではじめは純正インクと併用してみたり。
ただチップスさんのインクを使っていくうちに、純正インクと違いがわからないことに気づいて、気づけば全て互換インクになっていました。
――今まで、当店のインクを使っていて、インクが詰まってしまった!等はないですか?
河村:顔料ブラックだけ、今まで何度か詰まったことがあります。文字の印刷がほとんどなので、顔料ブラックだけ消費量が多いからだと思うんですけど。
治す為にいろいろやったんですけど、この前初めて、チップスさんの「洗浄液」を使ってみたら、ちゃんと詰まりが解消されたので、よかったです。
――洗浄液も使っていただいてるのですね!ありがとうございます。
ちなみに顔料は、染料と比べてハッキリと鮮明に印刷される代わりに、ノズルが詰まりやすいという特徴がありますので、定期的なメンテナンスをおすすめします。
――最後に・・・当店の店長、チッピーと一緒に記念撮影していただいてもいいですか!?
河村:恥ずかしいので、別のスタッフに頼んでください(笑)。
まとめ
いかがでしたか? 取材を通して、医療・福祉業界の方々は、紙でデータの発行・保管を行うことが多いというのが印象的でした。
たしかに、歯医者にいって「結果はPDFで送っとくから」なんて勢いでこられたら困りますね。
なにはともあれ、医療関係の方々がチップスのインクを使っていただき、経費削減に少しでも貢献できているのなら、これ以上の喜びはないです!
城東補聴器センター様、ありがとうございました!!