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『落としどころ』の美学。ブラザーの新モデル、「DCP-J973N-W/B」他プレスリリース!
『妥協』ではなく、『落としどころ』。
いえ、カレシ選びの話ではありません。今回もプリンタのニュースです。
家庭用インクジェットプリンタの「永遠の3番手」、ブラザーから、2017年モデルが発表になりました。
DCP-J973N-W 今回のメインのモデルです。
上の写真が、DCP-J973N-W です。
A4サイズ、プリンター/スキャナー/コピーの機能を備え、ブラザーの家庭用モデルでは唯一ホワイトとブラックの2色展開となっていますので、これがメインのモデルと考えて良さそうです。
このほかに、家庭向けプリンタ1機種と、FAX付きのビジネス向けが発表されていますので、まとめて比較してみましょう。

ブラザー2017年新モデル
いずれも10月中旬の発売です。
ブラザーの直営Webショップではまだ掲載されていませんでしたので、上の表では、価格.comの掲載価格をご参考として記載しています。
プリンタそのものの性能としては、大きな進化はないようです。
本体のデザインも、従来モデルとほとんど変わっていません。
インクカートリッジは「 LC3111 」という新しいものになるようですが、相変わらず「顔料ブラック+染料シアン・マゼンタ・イエロー」という4色の構成で、エプソン・キヤノンの6色構成とは距離を置いています。
今回のブラザー新商品3機種の価格の差は、紙送り装置の有無、印刷速度の差、FAXの有無によるもので、デザインの要素は入っていません。
先日のキヤノンの記事ではあえて触れませんでしたが、キヤノンの今年の最上位機種「プレミアムシリーズ」では、キヤノンの「ロゴ」が「カッパー色」である、というところも「プレミアム」の理由とされています。
「カッパー色」って、簡単に言うと10円玉の色です。お値段が高い理由としてソレはどうなんだろうとは思いますが、気になる方はキヤノンさんのサイトをごらんくださいませ。
キヤノンの話が出たところで、ついでに3社の2017年モデルの比較をしてみましょう。
ブラザーさんのキャッチコピーは「賢く選べば、ブラザー」だそうです。
つまり、液晶画面のサイズとか、インクの色数にこだわらないのであれば、紙送り装置も付いたプリンタが他社の2/3くらいの価格で手に入る、ということです。
家庭用のプリンタで紙送り装置が必要かどうかという議論はさて置いて、デザインに重きを置かないという方であれば、「 DCP-J973N 」に限らず、ブラザーのプリンタは有力な選択肢になろうかと思います。
問題の互換インクですが。
エプソンの「 KUI (クマノミ)」は、すでに当店でも互換インクのお取り扱いがありますが、今年のモデルに対応するかどうかは未確認です。
キヤノンの「 BCI-381/380 互換」と、ブラザーの「 LC3111 互換 」につきましては、今のところ情報はありません。
いずれも、1日も早くご案内できるよう、情報を集めていきたいと思います。
(2017.11.28追記)
LC3111互換インクの発売が決まりました。12月20日発売予定です。