インクペディア
君の名は。~プリンタメーカー各社 最新作~インクジェットプリンタ2017年モデル、もうすぐ発表!

雑なフリですいません
ご存知の通り、家庭用インクジェットプリンタは「季節モノ」です。
毎年、年末の年賀状商戦を目がけて、プリンタメーカー各社は8月~9月頃に「年末モデル」を発表いたします。
今年も、そろそろそんな季節。というわけで、どのメーカーがどんなプリンタと、そのインクカートリッジを発表してくるか、予想できる範囲でその型番などをざっと整理してみます。
「前前前世」ならぬ、「前年・前前年」の発売モデルからの、大胆予測です。
まず、エプソン。
昨年のフラッグシップモデルは、「EP-879 AB/AR/AW」でした。インクは「クマノミ(KUI)」。
発売時には、インクカートリッジが横向きにセットされるという見たことのない機構に、目を丸くしました。
インクカートリッジは従来の「IC80シリーズ」や「イチョウ(ITH)」などとは形状が大きく異なりました。当店でも「KUI互換インク」は、やっと先月に発売できたばかりです。
今年に関しては、プリンタの型番は分かりません。多分アタマは「EP-」で始まるでしょう。エプソンという会社は、ご存知の方も多いと思いますが、前回の東京オリンピックでセイコーが手がけた計測機器の一部として「EP-1」というプリンタを製造したのが、その輝かしい歴史の最初の1ページでございます。
この栄光の「EP-」という型番は、そうそう簡単に手放さないはず。
ちなみに、インクカートリッジに関しては、昨年から「アルファベット+数字」という組み合わせから、「イチョウ」「ヨット」「クマノミ」などのパッケージモチーフをそのまま型番にしています。
当然、大きい会社さんですから、商品には商標を取ります。
この商標の登録状況から、今年発売するインクカートリッジは、
「ナガグツ(NGU)」
「キャベツ(KBT)」
「サツマイモ(SMM)」
「ヤドカリ(YAD)」
「ハリネズミ(HAR)」
のいずれか(もしくは全て)であろう、ということは予想できます。
どうでもいいですけど、ナガグツとかサツマイモって、本当に発売するんでしょうか。
楽天とかで検索したら、絶対に他のものがヒットすると思うんですけど。。。
形状に関しては、昨年発売された「クマノミ(KUI)」の形状が独特で、開発コストも相当かさんでいると思われることから、今年も同形状のものが出てきてもおかしくはない、と思われます。
次に、キヤノン。
キャノンじゃないですよ、キ「ヤ」ノンですよ。キユーピーとかシヤチハタと同じ、小さい字を使わない表記です。互換インクの通販サイトでも、「キャノン」と書いているお店がありますが、モグリですのでそういうお店は避けた方が無難です。
キヤノンは昨年、プリンタのデザインが一新されました。プレスリリースを見た時には「四角い!」と驚きましたが、実物を見てみると「あれ?エプソンさん?」という既視感たっぷりのマシンでした。
左:前前年(2015年)モデル、右:前年(2016年)モデル
昨年はデザインが一新されたせいか、プリンタの型番も「MG****」から「TS****」と大きく変わりました。
しかしながら、インクカートリッジは2015年モデルから引き続き「BCI-371/370」シリーズで、当店の互換インクカートリッジもすぐにご案内できました。
今年は、プリンタ本体のデザインはともかく、インクカートリッジは新型になるのではないか、と予想されます。
「BCI-351/350」から「BCI-371/370」へと進化してきましたので、順当にいけば「BCI-391/390」というシリーズになりますが、そもそも「BCI-」を継続するかどうかも分かりませんので、安直に当確は出せないところです。
最後に、ブラザー。
昨年の9月に発売された「DPC-J968N」など4機種は、その前の年(2015年)に発売されたモデルと、基本性能は全く同じでした。
インクカートリッジも前年に引き続き「LC211」でしたので、当店でもすぐに互換インクのご案内ができました。
今年は、さすがに、次の世代のインクカートリッジが出てくるのではないでしょうか。
「LC211」の前の世代は「LC111」でしたので、順当にいけば「LC311」などの300番台が出てくるはず。ただし、ビジネスモデルは「LC3119」などの数字4桁が出現しているので、案外4桁という可能性も。
また、デザインや機能で勝負をしかけてくるか、従来通りの「最大公約数」的な安心感のあるモデルが出てくるか、注目です。
以上、主だったメーカーの2017年モデルの注目点を見てきました。
エプソン、キヤノン、ブラザーのいずれも、今年のプリンタは「新型インク」になると予想されますので、プレスリリースからプリンタの発売、そして互換インクの発売まで、少し賑やかなことになりそうです。
インクのチップスでは、従来通り、日本で一番早く互換インクをご紹介できるよう、今年発売のモデルにも全力で取り組みます。
引き続き、ご愛顧くださいますようお願いいたします!