厚紙は自宅のプリンターで印刷できない?おすすめの印刷法と紙詰まりの対処法を紹介 - インクのチップス本店

家庭用プリンターを使えば、撮った写真や描いた絵を一瞬にして紙に印刷することが出来ます。使う紙によってもいろいろ味が出せそうです。

写真や絵を印刷して、飾りたいというのであれば、ちょっと質の良い厚紙とか使ってみたいですよね。でも実際、家庭用プリンターで厚紙に印刷が出来るのか、どのくらいの厚さまで印刷できるのかを把握している人は少ないかと思います。

厚過ぎると紙詰まりを起こして故障の原因になってしまうこともありますので、是非この機会に家庭用プリンターの許容範囲を頭に入れておきましょう。

家庭用プリンターで印刷できる厚紙は0.3mmまで

家庭用プリンターのほとんどはインクジェットプリンターと呼ばれるインクを紙に吹き付けて印刷するプリンターです。

オフィスで使われるレーザープリンターに比べるとトナーの使用量は多いものの、解像度ははるかに高いため、年賀状作成によく利用されます。

年賀状の厚さはだいたい0.2 ~ 0.23mmです。もちろん年賀状は印刷可能なので、少なくとも0.23mmまでの厚さであれば家庭用プリンターでも難無く印刷可能ということが分かります。

印刷可能な厚さの限界はプリンターごとに違いますが、一般的には0.25 ~ 0.30mmくらいが家庭用プリンターの限界と言われています。

紙の種類と厚み早見表

紙の種類 厚み
模造紙 0.15mm ~ 0.20mm
電車の切符 0.21mm ~ 0.25mm
表彰状 0.26mm ~ 0.30mm
名刺 0.31mm ~ 0.35mm
封筒 0.36mm ~ 0.40mm
ティッシュの箱 0.41mm ~ 0.45mm
ファイルの表紙 0.46mm ~ 0.50mm
コースター 1.00mm
免許証 2.00mm


家庭用プリンターで印刷可能なのはせいぜい名刺くらいまでです。

 

自宅のプリンターで印刷できる厚さを確認しよう

プリンターの種類によっては名刺が印刷出来ないものや封筒に印刷が可能なものもあります。ご自宅のプリンターが印刷可能な厚さを確認してみましょう。

プリンターを一度PCに繋ぎ、PC画面上でプリンタードライバーという項目から確認が出来ます。

・普通紙(厚さの数値)
・厚紙(厚紙の数値)

という順番で印刷可能な範囲が表示されます。

 

厚紙を印刷したい場合どうすればいいの?

印刷可能な厚さが確認したところで、自宅のプリンターでは自分が望む厚みの紙に印刷できないことが判明することもあるでしょう。

無理やり印刷しようとすると紙詰まりを起こす可能性がありますので、厚手のものにこだわりたいのであれば印刷会社に依頼することをお勧めします。

最近ではネットで印刷依頼を受け付けている会社もたくさんあります。

オフセット印刷は部数によって一部あたりの料金が変動しますが、オンデマンド印刷であれば小部数から割安で引き受けてくれます。

用紙も数ある種類の中から選ぶことが出来るので、こだわりたいのであれば業者発注がオススメです。

ただし、業者ごとに送料が掛かったり無料だったりするのでホームページをよく見て依頼する会社を選びましょう。

 

厚紙が詰まった際の対処法について

厚紙は自宅のプリンターで印刷できない?おすすめの印刷法と紙詰まりの対処法を紹介

表記上印刷可能な厚みの紙であっても、稀に紙詰まりを起こすことがあります。落ち着いて次の手順を行ってください。

1.慌てて紙を引き抜こうとすると、機械の故障に繋がりますので、まずは一旦落ち着いて、プリンターの電源切りましょう。

2.次に、付属の説明書を見ながらプリンターを開き、破らないようにゆっくりと紙を引き抜きましょう。

3.紙が給紙トレイにきちんとセットされているか確認し、以降も紙詰まりを起こすようであればメーカーに問い合わせましょう。

上記の方法を試しても解決しない場合は、こちらの記事で詳しく対処法と予防策を解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

こちらもチェック:プリンターが紙詰まりしてしまった時の対処法と予防策【2019年版】

 

自宅で印刷できる厚紙には限りがある!美しい印刷のために正しい使い方を心がけよう

年賀状くらいであれば問題なく印刷出来ます。プリンターの種類によっては名刺も印刷出来ますが、部数を多く作るのであれば、トナー代など考えた場合、業者発注の方が安く済むことが多いです。

無理してプリンターが故障でもすれば、それこそ大損です。お使いのプリンターの許容範囲を理解し、状況に合った印刷方法を選びましょう。

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